
美しいダンスナンバーの見られるヒンディー映画を集めてみました。
「 Laila Majnu 」
1953年公開 / ヌータン主演。
インド版ロミオとジュリエット。北インドに伝わる悲劇的な話を描いています。
清純派女優、麗しきヌータンの歌舞がとても美しい。
「 ANARKALI 」
1953年公開 / ビーナ・ロイ主演。共演はプラディープ・クマール。
踊り子アナールカリーの悲劇的な一生を描いた作品。
当時のインド映画界のミューズと歌われたビーナ・ロイの歌舞が素晴らしい。ヌルジャハーンの歌も楽しめます。
「 Devdas 」 (Bimar Roy版)
1955年公開
恋に生きるデーヴダスをディリップ・クマール、デーブの永遠の処女パルヴァティをスチトラ・セン、デーブダスを愛するようになる踊り子チャンドラムクティを名女優ヴィジャヤンティマーラーが演じたノスタルジックな作品。
この作品でフィルムフェア助演女優賞をとったヴィジャヤンティマーラーは、「何故主演女優賞じゃないの?」と大きく不満を表明しました。原作もさることながら、台詞回しが詩的&優雅&小粋で芸術的・学術的に優れており、公開から半世紀たった今でも知識人にたいへん人気です。
全体的に華美な装飾が殆ど無く、原作が書かれた時代を反映していて好感が持てます。
「 Mughal-e-Azam 」
1960年公開 / マドゥバラ主演。共演はディリップ・クマール。
国民的ヒットを博した大娯楽映画。アナールカリーのリメイク版です。
カタックダンスの振り付けはラクナウ派のグル、ラチュー・マハラジによるもの。目にも麗しいカタックダンスが披露されています。
ハイライト・シーンは、踊り子アナールカリーがライバルの女性と行う歌舞合戦。こちらの映画では、結末に指輪のエピソードを入れてあり、アナールカリーは人知れず生き延びたことになっています。
マドゥバラはディリップ・クマールとのラブ・アフェアの後、キショーレ・クマールと結婚しました。
「 Mera Naam Joker 」
1970年公開 / 監督・主演共にラージ・カプール。
高値の華に恋をするピエロ「ジョーカー」の物語。3人の美女が出来てきますが、美しさはバービー人形並み。感動が大きい極上映画です。変なカタックや変なバラタナティヤムが出てくるのがなんとも印象的。
「 PAKEEZAH」
1971年公開 / ミナ・クマリ主演。
カタック文化の中心地、ラクノウが舞台。ハベリで踊る踊り子など、古き良き時代のラクナウ文化を垣間見ることができます。
恋人の結婚式を祝福するためにガラスの破片の上で旋回し続けるパキーザ。
普通の結婚が許されない踊り子は悲しみを堪えるために血を流しながら踊るのだ、と大変感動したのですが、後日「インド文化の夕べ」で、火の上やガラスの破片の上で踊るという民族舞踊(グングルはもちろんつける)が紹介されており、当時のプログラムのフィナーレを盛り上げるためによく使われていたアトラクションとしての位置づけのほうが強い感じでした...。
ミナ・クマリの死後に映画が公開され、大ヒットしました。
「 Umrao Jaan 」
1981年公開 / レッカ様主演。
19世紀の北インド文化の中心地、ラクナウが舞台。
誘拐された少女はコーターに売られ、ウムラオと名づけられて美しい舞姫に成長します。
ウムラオの作った詩を太守が聞きつけ、見初めたことからウムラオの世界は変わり…。
運命に翻弄される舞姫をレッカが熱演、国民栄誉賞を受賞しました。
レッカが踊るカタックの振り付けはグル・クムディニ・ラキア女史。ガザル・ナンバーも素晴らしい。
「ムガールEアザン」に続くインド映画史上最高のカタック・エンターティメントといっても過言ではありません。
レッカ、セット、映像、詩など、とにかく全てが美しい映画です。必見!!!
「 RUDAALI 」
1993年公開 / ディンプル主演。
ラジャスタン地方では夫に先立たれた女性を待ちうけているのは「死」か「泣き女になること」。
ディンプルの演技が冴えています。太守との恋愛模様が視線だけで行われているところにも凄みを感じる映画です。
北インドの旧い文化が垣間見える映画です。
「 Hum Dil De Chuke Sanam 」
1999年公開 / アイシャーワリャー・ラーイ主演。共演はサルマン・カーン。
1999年フィルムフェア受賞作品。ラジャスタン地方のナンバーが踊られています。
日本では題名を「ミモラ」として公開されました。。
「 Chandini Bar 」
2001年公開 / タブー主演。
興味深いダンスシーンはあまりありませんが、コーターの歴史が少し残っているのかな、と思えるシーンが出てくるので挙げてみました。救われない環境の中にもたくましく生きていく、ムンバイの場末の踊り子達の明るさが妙に寂しく、そして暖かい映画。主演のタブーよりも、ダサくてチャーミングな先輩格のお姐さん達に目が行き
ます。
「 Devdas 」 (Sanjay Leera Bansali版)
2002年公開 / シャールーク・カーン主演。共演はアイシャワーリヤー・ラーイと名女優マドゥーリー・ディキシト。
衣装とセットがとにかく素晴らしい。
この映画が公開される2年前のこと。グルPt.ビルジュ・マハラジが、マドゥーリー演じるチャンドラムクティの踊りの振り付けをバンサリ監督から依頼されたため、クラスではディレクターに見せるためのダンスナンバーのリハが毎日のように行われていました。というわけで振り付けは今でも覚えています。撮影に参加したクラスメートのシニアダンサーからムンバイの撮影所の様子を聞いたり、シャー様の生写真を見せてもらったりなど、とても楽しかったです。
「 Umrao Jaan 」
2006年公開 / アイシャーワリヤー・ラーイ主演。アビシェク・バッチャン共演。
Ashとアビシェクのメロドラマ・シーンが美しい映画。ダンスはちょっと…う〜ん。
あまりヒットしなかったようですが、Ashの美しさに敬意を表して挙げました。
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